うつ経験者がメンタルヘルス・マネジメント検定に合格した話

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ブログを見ていただきありがとうございます。

うつになりながらも復活したブロガー、かめちゃん(@kamechan1013)です!!

 

本日はメンタルヘルス系のとある資格についてのお話です。

 

かめちゃん、なんと2018年11月に実施された『メンタルヘルス・マネジメント検定』のII種とⅢ種に合格いたしました。

 

『なに、その検定??』

と思う方も多いと思います。

メンタルヘルスに関係する資格はあまり多くない中、特別な受験資格がなくとも、だれでも気軽に受けることのできるこの資格は、オススメです。

 

本日は、

 

①このメンタルヘルス・マネジメント検定とはどのようなものなのか。
②なぜかめちゃんがこの資格を受けることになったのか。
③具体的にどのように勉強を進めていったのか。

 

という3点にフォーカスをあててお話ししていきたいと思います。

 

メンタルヘルスマネジメント検定とは

メンタルヘルスマネジメント検定は、働く人たちの心の不調を未然に防止し、活気のある職場づくりを実現するために、職場内での役割に応じて必要なメンタルヘルスケアに対する知識や対処方法を習得するための検定試験です。

 

つまり、メンタル面が原因でくる不調に対して、正しい対処をしたり、その発生を未然に防ぐために、自分たちは何ができるか、ということを身につけるために効果的な検定試験なわけなんです。

 

大阪商工会議所が主催となってくれているみたいですね。

↓↓↓

メンタルヘルスマネジメント検定の公式HP

 

 

このメンタルヘルスマネジメント検定ですが、『職場内の役割に応じて』と表明されている通り、それに応じて三つの種類があり、それぞれI種・II種・Ⅲ種と呼ばれています。

 

Ⅲ種について

まずⅢ種ですが、これは別名『セルフケアコース』と呼ばれています。

 

セルフケア、とはメンタルヘルスの世界では自分自身のケアのことを指しており、その名の通りメンタルの状態を良好に保つために、まずは自分自身で何ができるか、ということを学ばせてくれます。

 

職場での役割で言うなれば、『一般社員』向けということになります。

 

ただ、別にこれは平社員というわけではなく、管理職も含めての社員に共通する考え方になります。

極論を言えば、社長などの経営者においても、通用する基礎的な知識であると言えます。

よって、『メンタルヘルスマネジメントについて学びたい』というのであれば、まずはこのⅢ種を取ることをおすすめします。

 

ちなみに、II種とⅢ種を連続して受験したかめちゃんの感覚では、II種はⅢ種の内容を包括していますので、受けておいて損はまずないと思いますよ。

 

II種について

次にII種ですが、これは別名『ラインコース』と呼ばれています。

 

ラインとは、組織で言うところの部・課・チームなどの単位を指します。

 

職場でのメンタルヘルスを考えた場合、かならず社員は何かしらのラインに所属していることが想定されますので、ライン単位で社員をケアするとした場合、どのようなことができるのかということに焦点を当てています。

 

職場での役割で言うなれば、課長や部長などの『管理職』向けになります。

 

部下が不調に陥らないためにはどうすればよいのか、また、不調に陥った場合どう対処すれば良いのかを学べます。

 

 

I種について

最後にI種ですが、これは別名『マスターコース』と呼ばれています。

こちらは、職場での役割で言うなれば『人事労務スタッフや経営層』向けになります。

自社の人事総務の方針とともに、どうやってメンタルヘルスマネジメントを組み込んでいくのか、策定する役割を担っている方々向けの内容になります。

どちらかというと、社員ひとりひとりのケアよりも、外部のメンタルヘルスマネジメント機関との連携体制の確立など、大きな視点からの知識を学ぶことがメインになってきます。

 

 

ちなみに、三種類の詳細は、下記の通りです。

【引用】メンタルヘルスマネジメント検定公式HPより

 

一般的な検定試験では、いわゆる試験の種類の級数によって難易度が分かれていることが多いですが、メンタルヘルス・マネジメント検定にはその概念はありません。

 

説明した通り、それぞれが違う役職を対象にしていますので。

 

ですので、読み方も『級数』ではなくて、『種』になっているんでしょうね。

よって、どの種から受験しても全く問題ありません。

 

だから、かめちゃんはⅢ種とII種を受験したわけなんです。

 

とはいえ、その体験談からお話しすると、ぶっちゃけ実際はⅢ<II種の順番で、難易度が上がったと感じています。

 

実際、この順番で公式テキストの量も多くなっていましたし、試験時間も長かったです。

 

まぁ、一般社員、管理職、と考えれば、どう考えても後者の方が考えなければいけないことは多いですので、それはそうだろうな、と思われます。

試験概要を見ますと、Ⅰ種が一番試験時間も多いですしね。
試験会場でも、Ⅰ種の受験者は圧倒的に少なく、試験後もかなりぐったりとしていました。笑

 

メンタルヘルスマネジメント検定を受けることになった理由

そんなメンタルヘルスマネジメント検定ですが、なぜわたしが受験をすることになったのか。

 

まず一番の理由は、私がうつを患い、会社を休職し、復職をしたという経験があるからです。

 

わたしは、幼少の頃から様々なことに強く不安を感じることが多く、少しのことで悩みやすい傾向にありました。

(その辺りのわたしのプロフィールについては下記を参照ください)

 

かめちゃんのプロフィール紹介〜当ブログについて〜

 

人生の中で、いろいろなことがありましたが、新卒で就職し、5年目の2016年、とうとうひどいうつ病を発症します。

普通の生活ができなくなって、仕事も休職することになりました。

そこでは、症状もさることながら、長い抗うつ薬の投薬との闘い時短出勤などのリハビリ出社など、気の遠くなるような苦しみがありました。
(その辺りのエピソードも下記を参照ください)

 

【離脱症状】断薬して11日経ったので、経過報告します。

 

 

【離脱症状】断薬して27日経ったので、経過報告します。

 

 

経験者が語る、うつで休職して復職するまでにリハビリ出勤でやったこと

 

 

 

ベンゾジアゼピン系の抗うつ薬と抗不安薬を断薬成功した私が実践した方法

 

色々ありましたが、かめちゃんは見事うつ病から復活し、仕事も復職し、今では元気に仕事をしながら奥さんと娘と生活をしています。

その経験を生かしつつ、再びメンタルへの不調を再発させないためにも、セルフケアを磨くために知識をつけよう、と思ったのが受験のきっかけです。

ちなみに、かめちゃんが休職をしてしまった時に、上司であった方がたまたま『産業カウンセラー』の資格を持っている方でした。

なので、メンタルヘルスに関してはかなり理解がある方でしたので、かめちゃんはとてもその存在に救われることになったのです。

その時に、その上司もメンタルヘルスマネジメント検定を取得していて、その人への憧れみたいなものもありますし、自分が将来管理職になって部下を持った時に役立つに違いない、と思ったのも理由の一つです。

 

実践した勉強方法

 

私が実践した勉強方法の大まかな流れはこんな感じです。

 

①公式テキストを読みこむ
②問題集を解く
③問題集の解けなかった問題をもう一度見直す
④解けなかった問題部分の公式テキストの部分を読み直す

 

いたってシンプルです。笑

期間にすると、

①→1ヶ月、②と③→1ヶ月半、④→半月

という感じになりましたので、合計3ヶ月くらいの期間を費やしました。

 

受験する資格の難易度に関係してくると思いますが、これくらいの期間が妥当だと思います。

かめちゃんの場合、自分がうつを経験して休職から職場復帰までの流れを自分で経験していたということⅢ種とII種の同時受験という条件になりますので、普通に受験するのであれば、

 

Ⅲ種=1ヶ月半
II種=2ヶ月

 

の期間があればいいと思います。

 

①公式テキストを読み込む

まずは、とにかく公式テキストを読み込みます!

かめちゃんが使ったのはこちらのテキスト。

公式のテキストです。

毎回、年度が変わるごとに最新版が出ますので、それをまずは購入していただければOK♪

 

他にもいろんなテキストが出てますが、はっきり言って公式のものだけで問題ないです。

問題は全て公式の中から出ると謳われていますし、実際そうでした。

 

 

最初の1ヶ月は、とにかくこれを読み込みましょう。
 
 
その際には、こんな感じで気づいたことや補足をメモしておくとさらに良いです。
 
 

②問題集を解く

テキストの読み込みができたら、次は問題集を解きます。

こちらも、公式の問題集を使いました。

こちらもいろんな問題集が発売されていますが、公式のものでまったく問題ありませんでした!!

むしろ、問題集だからこそ公式を使った方がいいと思います。

だって、本番に解く問題と形式が一緒で出てくるわけですからね。笑

 

 

問題集を解く上で意識したいのは、まずはわからなくてもバーっと一周してみるということです。

 

一周することで、全体のボリュームもわかりますし、どの章が重視されているのか、検定特有の言い回しなどをなんとなく理解することができます。

まずは相手の全体像を把握することで、気持ちに余裕もできますし、自分の弱点もなんとなくわかってきます。

 

 

③問題集の解けなかった問題をもう一度見直す

問題集をバーっと一周解き終えましたら、二週目に入りましょう。

しかし、そこでやることは問題を最初から解き直すことではありません。

二週目は、一週目で解けなかった問題を見直すことからはじめてください。

 

その時に重要なのが、一週目に自分のわからなかった問題、解けなかった問題をチェックしておくということです。

 

 

かめちゃんは、ページの端のほうにチェックを小さくいれて自分のなかで管理をしていました。

 

④解けなかった問題部分の公式テキストの部分を読み直す

解けなかった問題を見直すことができましたら、次は公式テキストに戻ります。

公式テキストの中の、解けなかった問題に該当する部分をもう一度読み直し、理解を深めましょう。

正直、これが一番大切です。

 

解けなかった部分というのが自分の理解が足りてない部分になりますので、そちらを重点的にリカバリーしていきましょう。


そして、ここでやれたらいいのは、その部分だけでなく関連する部分も読み返すということです。

また、関連してくるワードについて気になるものが出てきたなら、ネットでそれについて調べるのも良いと思います。

 

 

 

 

メンタルヘルスマネジメント検定に合格したことによる精神面の変化

 

以上の勉強方法で、かめちゃんはメンタルヘルスマネジメント検定に合格することができました。

この検定は、メンタルヘルスに関して興味のある方、それに従事する方、もちろんかめちゃんのように自分が経験のある方にはとてもおすすめです。

かめちゃんは、この検定に合格することで自分に自信がつきました。

うつになったことは、いつまでもかめちゃんにとってトラウマになっており、仕事に復帰した後も再発に対する恐怖が抜けず、いつまでもうつむいていた時期がありました。

 

でも、この検定に合格するために勉強をすることで、メンタルヘルスに関する知識を身につけることができ、再発防止のために自分が何をすれば良いかわかることができました。

また、万が一再びメンタルヘルスに悩む時がきても、職場や社会がそれを助けるための環境を整えているということ、自分が再びチャレンジすることができる場があるということを知れたのも大きいです。

自分が、いつか管理職になったり、出世をすることで、部下や仲間を持った時、メンタルの適切なケアができるはずですし、それは家族に対しても言えることです。

 

総じて、かならずメンタルに悩む人はきっとプラスになる力をくれるはずですので、取得することを強くお勧めします。

 

では、本日は以上です。

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