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うつで休職したけれど、見事復職を実現したサラリーマンブロガーの
かめちゃん(@kamechan1013)です!
目次
復職する際に通る道、『リハビリ出勤』
うつと適応障害で会社を休職したわたしですが、いまでは復職を果たし、なんの問題もなく生活をしています。
仕事も順調に行うことができている状態です。
ですが、もちろん最初から今の状況にスパッと復活を遂げたわけではありません。
そこには、しっかりと段階を踏んで復職していったというプロセスがあります。
今現在、うつなどのメンタルヘルス関係で、お仕事お休みされている方は沢山いらっしゃると思います。
その中には、すこし体調が良くなっていって、
『そろそろ仕事に復帰しようかな。というか、できたらいいな。』
と思っている方もいらっしゃると思います。
そういった状態にある方々は、医者からもそろそろ復職について考えてみようか、と言われたり、会社の方からも、どうやって復職していこうか、と具体的な話の相談を持ちかけられることもあると思います。
会社や仕事によって、復職の仕方はあると思いますが、一般的にいわれるのは、
いわゆる
・ならし出勤
と呼ばれるような出勤方法をとり、体の調子を少しずつならしていき、確かめ、様子を見ながら以前の生活に戻して行くというやりかたです。
もちろん、わたくしかめちゃんも、こういったリハビリ出勤を経て、復職して行きました。
こちらの記事を読んでくださっている皆様の中には、
『そういう、ならし出勤があるというのは知っているけど、実際どんなことをやるんだろう…。』
『わたしはちゃんとできるだろうか。』
と不安になっている方もいらっしゃると思います。
そんな皆様のために、かめちゃんが実際に行ったリハビリ出勤について、その経験談をご紹介いたします。
同じように悩めるみなさんの参考になれば幸いです。
では、しばしおつきあいください!!
かめちゃんが行ったリハビリ出勤は『適応観察』と呼ばれている
ということで、かめちゃんが行ったリハビリ出勤は、かめちゃんの会社では
『適応観察』
と呼ばれています。
まず、かめちゃんが休職してから適応観察を経て復職するまでのスケジュールは、こんな感じでした。
↓
2017年1月 適応観察開始
↓
2017年2月 復職 時短勤務開始(残業禁止)
↓
2017年5月 時短勤務解除 (残業禁止は継続)
↓
2017年7月 通常の勤務形態に完全復帰(残業解禁)
休職していた期間は、合計約5ヶ月。
これは、長いととるか短いととるかはそれぞれの症状や状況によると思います。
かめちゃんは、結構長かったなと思いましたね。
そしてそのあとに、復職をするまでの1ヶ月間、『適応観察』というこのリハビリ出勤が挟まれました。
そこでの結果をふまえ、上司と産業医が話し合いをおこない、『復職委員会』という、社員の復職を決める会議体のようなものにかけてもらい、そこでオーケーがでれば、晴れて復職、という流れでした。
ここは、完全にかめちゃんの会社のルールですので、会社によると思います。
リハビリ出勤の『適応観察』について
適応観察はその名前の通り、
社員が勤務に『適応』することができるか、管理者を含め会社側が経過を観察する
という期間なんです。
この期間中は、細かい決まりはあるものの、ざっくりとはこんなルールで運用されていました。
- 勤務時間はかなり短い(上司と相談して決める)
- 期間は1ヶ月
- 業務はほとんど行わず、会社に出勤し、終わりの時間まで過ごせるかを見る
- お給料は復職している状態と同じ(正規の70%。家賃補助なし。)
- 交通費は支給なし
- いかなる理由であっても、欠勤は欠勤としてマイナス評価
という感じです。
つまり、会社から見ると社員ステータスは『休職』のままなのです。
だから、かめちゃんの社内のスケジューラは、その期間もずっと休職のままでした。
あくまでも、『決められた時間に毎日出勤し、終わるまで会社にいることができるか』というのを観察するのです。
よって、会社に行っていても、これといって決められた仕事は与えられません。
なので、体と心を会社に慣らすということに、集中させてくれます。
勤務時間も、9:30〜14:00くらいのペースからスタートしたと覚えています。
そこから、最終的に16:00くらいまで長くなっていきました。
また、ここで厳しいのは、基本的に1日も休まない、ということが前提として求められるということです。
ここで1日でも休んでしまうと、そのあと待ち構えている『復職委員会』にて、厳しく問い詰められます。
かめちゃんは、産業医と保健師さんから、『1日でも休んだらダメですよ』と口酸っぱく言われていました。
ごもっともだと思うのですが、それが逆にかなりのプレッシャーになってしまいまして。
実際、かめちゃんはトータル5日くらい休んでました。笑
理由は、風邪だ、とか言っていましたけど。
実際は、しんどかったからですよ。笑
なので、結果的に5日くらい休んだことで、産業医からはかなり渋い顔をされてしまいました。
上司も困っていましたね。
でも、なんとか産業医と上司がプレゼンをしてくれたおかげで、復職委員会はパスできたわけですよ。
そこには感謝しかありません。
リハビリ出勤の適応観察中に大切にしたいこと
そんな適応観察でございますので、かめちゃんとしては絶対に休めないし、なにより自分自身が長い休職から復帰してきているので、体もこころもかなり疲れる状態でした。
そこで大切にしたいことは、下記の通りです。
会社に来ているだけで十分だと言い聞かせる
実際、いくら時間が短くて、実業務がないとしても、かなり疲れます。
そして、まわりが仕事をしている中、なにもしないで席にいるのはかなり気が引けてしまい、申し訳ない気持ちになってしまうものです。
でも、そこで気を負ってしまう必要はありません。
あなたは、会社に来ているだけでもすごいのです。
それまでは、なにもできないくらいどん底にいたのですから。
それを、そこまで持ち上げたのは、すばらしいことです。
そして、会社に来る、ということが、リハビリ出勤中のあなたにとっては立派な仕事ですので。
自信をもつことが大切です。
まわりの社員と会話をする
適応観察で大切なことは、自分のリズムを整えることなのですが、同時に職場になれるという意味では、職場の方々とコミュニケーションをとることも重要になってきます。
復活したら、毎日顔をあわせるし、一緒に仕事をしていくわけですから。
それと同時に、職場の中に信頼でき、なんでも話せる仲間をたくさん作っておくことが、今後のあなたの安心につながります。
なので、かめちゃんはなるべく積極的に職場の人に話しかけるようにしていましたね。
お仕事の邪魔にならない程度に。
職場の方々も、長い復職から復帰して、適応観察をしているかめちゃんのことを、ある意味腫れ物を扱うように距離を置いてくれていたわけですので。
こちらから、話しかけることが大切です。
ストレスを溜めないような習慣やサイクルを作る
リハビリ出勤中は、会社に通うリズムを作ると同時に、これまでとは違う、自分の中の生活サイクルを確立させることも大切です。
なぜなら、いままでと変わらない生活をしていたら、またおなじように精神的に追い詰められてしまうからです。
時間と業務の負担を少なくしてもらえているこの期間中に、ストレスを上手に解消して溜め込まない工夫や、体を正常運転させ続けるためのサイクルを発見することをお勧めします。
かめちゃんはこの期間中に、
- 帰宅後ランニングをして汗をかきリフレッシュ
- 好きな映画を見て気分転換
- 熱いお風呂に必ずはいる
というあらたなリフレッシュ方法を確立させました。
それは今も継続しておりまして、現在の好調維持の原動力になっています。
リハビリ出勤を経験してみて
結果的に、リハビリ出勤はとても助かるありがたい制度だと思いました。
ただ、リハビリ出勤は時間も短いですし、業務もほとんど行わないということですが、普通に出勤している時とはちがう大変さがあります。
そもそも、長い間休職していたわけですので、体も心もまだまだ全快ではないからです。
それでも毎日朝起きて、場合によっては満員電車に乗って、会社のデスクに座らなければいけないわけです。
それは、人によっては、再び具合を悪くすることは大いにあり得ます。
ですので、まず無理をしない、ということを肝に命じてください。
自分は、職場に出てこれるまでに復活してきたんだ、ということを自信に思ってください。
もし具合が悪くなったとしても、またやり直せばいいのです。
やり直してしまうことにショックを受けすぎて、自信をなくし、落ち込んでしまうことは一番よくありません。
結果的に、復帰もどんどん遅れていきます。
これからリハビリ出勤を控えている方、今現在取り組まれている方。いろいろいらっしゃると思いますが、大丈夫です。あせらずマイペースで進んでいけば、絶対に乗り越えられます。
それでは、本日は以上です!
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