こんにちワンダフル、かめちゃん(@kamechan1013)です。
本日は、久しぶりにメンタルヘルス関連のお話をしちゃいますね。
目次
『うつ』・『適応障害』と闘ってきた人生でした
早速ですが、かめちゃんは、プロフィールにも書いておりますように、『うつ』と『適応障害』経験者です。
このあたりは話をすると長くなります。
ですので、どんな人生だったのかポイントをまとめますと、
- 幼少の頃から『新しい環境』や『未知なるもの』に強烈な『不安』を感じ、一旦ゾーンに入ると他のことを何も考えられなくなることがあった。
- 子供から学生時代は、クラス替えや学年が変わる、学校が変わることをきっかけにたびたび不登校っぽくなるほど不安に駆られた。
- 何事も深く考えすぎて、悩む傾向がある。
- 非常に真面目で完璧主義。ストイックすぎて自分で自分を追い詰めすぎる。
- 就職活動と大学生活のストレスがきっかけで、不安が大爆発。パニックになり何もできなくなる。
- そのまま実家に避難。精神科受診の結果、『うつ・適応障害』と診断。
- 抗うつ薬を服用開始。
- 社会人4年目に、仕事のストレスと過去のトラウマから『うつ・適応障害』のひどい症状を再発。
- そのまま休暇と復活を繰り返すが、2016年に本格的に休職。
- 首吊り自殺未遂。
- 約8ヶ月の休職期間を経て、復活。その後リハビリの人生をあゆむ。
- 2018年2月に、約8年間の投薬と通院から卒業。
- 抗うつ薬の激しい離脱症状に襲われ、再び死にかけるが断薬に成功。
- 2018年6月現在、安定している。
という感じになります。
すいません、まとめてみましたが結構長くなってしまいました。(⌒-⌒; )
ということで、色々あったものの、結果的に長い暗黒の時代から復活し、今は落ち着いた日々を送ることができています。
ですが、この長い長い闘いのなかで、かめちゃんはかなり悪戦苦闘をしました。
自分自身で病気を治すために、色々な本を読んだり、情報を探して勉強をしました。
でも、いわゆる病気について書いてある本のほとんどは、医者であったり、研究者の書いた本ばかりで、実際に『うつ』を経験した人の意見とは、なにかかが違うと感じていました。
結局は、第三者が書いている内容なのです。
それはそうですよね。
『がん』について語っている人の大半は、『がん』を患っていないのとおなじですので。
そんな中、たどりついたのがこの
『うつヌケ』
という本だったのです。
『うつヌケ』とはどんな本??
こちらは、うつを経験し、克服した作者の田中圭一さんが、ご自身の経験をもとにうつに関する考察と、実際にうつを経験した著名人の方や一般の方にインタビューをした内容をまとめた本になります。
『うつトンネルを抜けた人達』というサブタイトルからの『うつヌケ』。
とてもいいネーミングだと思いますね。
なんだが扱いにくい分野の『うつ』というものを、ポップに感じさせてくれる感じがします。
田中圭一さんについて
ここでまず、作者の田中圭一さんについてご紹介いたします。
- 1962年5月4日大阪府生まれ
- 近畿大学法学部卒
- 大学在学中に漫画家デビュー
- 大学卒業後はおもちゃ会社に就職
という、漫画家なのに、一般の会社に勤めていた経験があるという、珍しい経歴の持ち主のようです。
田中圭一さんがは、もちろんうつにかかり、苦しんだ経験のある方です。
勤めていた会社も少し変わったりしていたようで、変わる外部環境のなかで苦労して仕事に打ち込み、成果を出したりしたものの、自分自身に高いハードルを課しすぎてしまったようで、うつになってしまったとのことでした。
そして、自分自身でうつを治すために医者を何度も変えてみたり、薬を変えてみたり、様々な試行錯誤をします。
そのなかで、
自分を好きになればいい
という一つの答えにたどり着きます。
『え、そんな精神論なの??』と思う人もいると思います。
でも、これはとても理にかなっています。
そして、その結論に至るまでには、色々な過程があるわけなのですが、それは実際にこの本を読んでいただけたらと思います。
『うつヌケ』をおすすめするポイント
では、かめちゃんがこの本をおすすめするポイントを書いていきます。
マンガなので読みやすい
これはもう、この本の1番のオススメポイントだと思っています。
マンガ形式なので、非常に読みやすいんですよ!
活字の本も全然いいのですが、やはりマンガにしてもらえると、読見やすさは格段にアップしますよね。
とくに、うつになって弱っている人にとっては、より読みやすいです。
ただでさえ、理解する能力が低下していますから。
しかも、田中圭一さんの絵のタッチがまたいいのです。
なんというか、親やすいんですよね。
初めて見たときは、手塚治虫先生の絵を彷彿とさせました。
むしろ、手塚先生の一門にいたんじゃないかなと思ったくらいです。
もしかしたら、影響は多大に受けているかもしれませんね。
『うつ』を明るいイメージで捉えることができる
うつと聞くと、とんでもなくヤバいものの様な印象を持つと思います。
実際、私もそうでした。
今日、以前よりうつなどの精神疾患の社会における知名度が上がってきていると感じています。
ですが、まだまだ偏見をもっていたり、他の病気のように捉えるのが難しいというのが現状でしょう。
ですが、この本はそんな『うつ』に対するイメージを変えてくれます。
- うつが誰しもかかる可能性のある病気であるということ
- しかし、必ず治るということ
そんな感じで、うつが身近な存在であるということ、たとえかかってしまったとしてもまた人生をやり直すことができる!ということを、マンガの明るいタッチで描いてくれ、希望をもたせてくれるのです。
色々な人のケースを知ることができる
この本の中では、色々な人の体験談を知ることができるというのが、大きなメリットです。
総勢、18人のケースが紹介されています。
一冊で、ここまでのケースを知ることができる本はなかなかないと思います。
うつ関連の本を読んできたかめちゃんの実体感からそう思います。
そして、それぞれに男女の違い、年齢の違い、状況の違いがありますので、自分の状況と似ているケースを見つけることができるはずです。
もちろん、完全に一致することはないでしょうが、限りなく自分に近いケースを知ることができるのは、とても心強いです。
『自分もきっと大丈夫だ』と思わせてくれるでしょう。
芸能人などの著名人のケースも知ることができる
これはすこし驚いているのですが、この18人のケースの中には、一般人だけではなく著名人も含まれているというのが特徴です。
かめちゃんが一番嬉しかったのは、大槻ケンヂさんのケースが紹介されていたということです。
大槻ケンヂさんと言えば、『筋肉少女帯』のボーカルだったり、作家として有名な、知る人ぞ知る、文化人です。
かめちゃんもファンでして、『グミ・チョコレート・パイン』は学生時代にもしっかり読んでおりまして、かめちゃんの青春に大いに影響を与えてくれました。
今思い起こすと、この本の主人公が精神的に病むシーンがあり、その描写はこの『うつ』の実体験からきているのかなと考えると、合点がいきます。
もう一人は、精神科医のゆうきゆうさんです。
この方は、知っている方もいらっしゃるかもしれませんが『マンガで分かる心療内科』シリーズを書いている方です。
このシリーズも、あまりわからない心療内科という分野を、マンガでわかりやすく描いてくれている人気シリーズです。
こちらの原作者さんがきてくださるなんて、これ以上の頼もしい話はありません。
名もなき一般人の経験を知れるのも重要なのですが、一見華やかな世界でバリバリ活躍していると見える著名人でさえうつになって苦しむことがあるんだ、と知れることは、かなり元気をもらうことができます。
これも大きなオススメポイントの一つだとおもいます。
『うつヌケ』をオススメするポイントまとめ
以上です。
では、最後にかめちゃんが思うところのオススメポイントをまとめておきます。
- マンガなので読みやすい
- 『うつ』を明るいイメージで捉えることができる
- 色々な人のケースを知ることができる
- 芸能人などの著名人のケースも知ることができる
という感じになります。
まだまだ、この本の良さはたくさんあります。
なので、興味のある方は是非読んでいただき、『うつ』に対する知識を備えていただければと思います。
自分も、はたまた家族や親しい人も、いつ心を病むかわかりません。
そのとき、知識があるかないかで、かなり変わってくるはずです。
みなさんも、セルフケアにつとめましょう!
それでは本日は以上です。
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